2011年7月19日火曜日

ガキの街という幻想

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私は「渋谷」という街を、実に頻繁に訪れる。理由はよくつるんでいる友人が何かにつけて渋谷渋谷と指定してくるので、ついつい通いなれてしまったのである。主な目的は買い物、日用品やら衣料品の買出し、クラブ、カラオケ、飲み会の場所にも良く使う。就職活動で来た事もあるし、バイトで通ったこともある。
なじみの服屋があって、店員さんと話すために通った時期もある(今はなし)
おのぼりさん丸出しだった大学1年の頃から考えると、4年以上のお付き合いである。

そんな私が最近、渋谷に対してこんなことを感じるようになった。「ここは若者の街なのか?」
若者の街である。センター街も、ハチ公前も若者で溢れている。
ただ何か、小奇麗になっている。ギャルもいないし、109-2とかでバリバリいわしてたギャル男も見ない。どっかのJPOPアーティストのアドトレーラーが走る。ロックバンドと思いきや、AKBとかそんなの。繁盛しているのは外資のファストファッションブランド、それとユニクロ。街を歩けば、圧倒的に大学生、小麦色に焼けた体格の良い社会人が多い、最近はそんな感じ。あっ、そういえば古着屋ってどこにあるんだろう。

ここ数年で、渋谷はどんどん均一化している。若者の街だった渋谷を歩くのは外国人旅行者や大人。ガキの居場所はせいぜいマクドナルドやサイゼリヤ、それからカラオケぐらい。
個人的には「変わったなぁ」という思いがあるが、それでも悪いこととは思っていない、むしろ機能的になったように感じる。例えば秋葉原=電気街、オタクの街、や新宿=風俗、飲み屋街というような、目的が明確な都市に比べれば、曖昧なイメージしかない渋谷は、いつでも簡単に変わる。

そういえばちょっと前、渋谷を拠点に、住所を持たないで生活する浜田ブリトニーさんって漫画家がいたよね。今、渋谷でずっと過ごしていても、彼女のような色のつきかたはしないんじゃないか。つまり、ガキの街は、終わったんじゃないか。

と、先日、友人と、ずっと東京に住むことについて話したときに思ったことを書きました。
雑文失礼。

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